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一年の各月を12種類の植物で著した花暦があります。そんな月次(つきなみ)の植物とされる松。新玉(あらたま)をの年頃を祝い、門松や、若松、根引きの松などが昔のお正月の文献にはよく描かれています。しかし、明治時代に入り、松を正月の季花としていた古い暦が廃止され、近代以降は新暦と呼ばれる西洋の暦が採用されるようになりました。新暦と言うのは、現在各地で使われているグレオリオ暦のことで、もともと、寒さがこれからと言う、冬至の頃を新暦とする暦です。それに比べて、旧暦と呼ばれる江戸時代以前の暦は、冬から春の節分を一年の区切りとしした。つまり、年中で一番寒い日の翌日、つまり、春に向かってこれから暖かくなっていく立春を年始としたものでした。このため、グレオリオ暦と一月ぐらいのずれが生じます。
24節季での大寒を越したばかりの寒さを越したばかりでは、当時は十分な夜具も暖をとる道具もなかったでしょうから、、まだ、蕾の咲き誇らない梅にさきがけて、寒気に耐え、青々と繁る松を時候の花としました。花と言っても、植物全体を指しますが。

雲・・・昔の人は、天地の間に湧き立つ雲を大気のエネルギーが集まったものと考えていたようで、生命の源としたようです。雲は、雷をとどろかせ雨や雪を恵んでくれる豊穣のしるしとして、あがめていたようです。竜神は雲を操る神として、たたえ、日々の健康と豊穣を祈ったようです。自然の驚異によって、生活が左右される時代だったので、自然こそが真理だったようです。
そんな雲の形を意匠として、雲取(くもどり)と呼び、絵巻物などに古くから描かれてきました。雲を境に状況を一転させて、同じく時刻の異なる場面を描いて、非現実の空間を見事に表している絵巻物もあります。
1月【睦月】 若水(わかみず)・・・・・元旦に汲み上げる水のこと。歳神様に備えて、新年の朝に手や顔を洗い清め、口をすすぎ、雑煮を作るのにも、このおめでたい水を使います。土地土地によってしきたりがりが違うためですが、大体、元旦の深夜一時、2時ごろに年男(お正月の家々の祭事を主に務める男の人)が井戸や川などに若水を汲みに行く所や、西日本では女性がくむ所もあります。平安の宮中での立春の日に天皇が奉ったみずを若水とよばれていたものが、いつしか、元旦にくむ水の語源のようです。現代の水道での生活からでは、新年を迎える水(神聖な力が宿る)に対する人々の思いも薄れつつあるようです。その歳の恵方へ行き、若水を汲み、その水で身を清めたり、福茶をいただいたり。 っころが豊かになるしきたりを今の暮らしにも取り入れ、少しでもいろんなことに対する感謝の気持ちを忘れないでいたいものですね。
初詣(はつもうで)・・・・いくつか説がありますが、最も有力なのが、家長が大晦日の夕刻から、氏神様の社のこもって、歳神様を迎える行事であった、「年籠り」(としごもり)が起源だとされています。その年の恵方[その年の吉の方向]にあたる神社や、寺院に参詣することでもり、恵方詣(えほうまいり)ともいうようです。
お正月 松は寒中にありながら、常に緑を保っており、その気高い精気のある様子をたたえて、常盤(ときわ)や神霊の樹とされてきました。古代中国では、蓬莱(ほうらい)の神仙境(しんせんきょう)に生える霊木や、霊獣から、碧樹(へきじゅ)と言う松に加え、ろうかんと言う竹、降樹(こうじゅ)と言う梅、龍、鳳凰を選び、松竹梅や松竹梅鶴亀と言った、吉祥文様のセットができあたります。それが、いつしか、人倫の道を諭す儒教精神で説かれるようになり、青々と生気の満ちた松、まっすぐな志と節度を持ち、中が空で二心がないという意味で、二心を抱かない竹、孤高に高雅な香りを放っている梅ということで、君子の人格にたとえられるようになったそうです。婚礼やお正月のめでたい衣装に瑞祥と吉凶の最たる文様として、松竹梅が必ずと言って良いほど用いられるようになったのはこのためです。
門松・・・・・新年に家の戸口や門前に立てる一対の松をいいます。昔は12月13日に山から木を切ってきて「松迎え」して飾られました。お正月に歳神様を迎えるに当たり、その君臨の依代(目印とあり宿る所)だったそうです。地域や、家柄、宗旨などによって行わない所もあります。
お雑煮・・・・・一家こぞって無病息災を祝い、新年を向かえた喜びに満ちながら頂く、正月恒例のお吸い物です。西日本では丸餅が多く、各人の鑑餅の意味があります。身を祝うのにふわたしい風習だといえます。地域や家庭単位によって味や見た目は千差万別。 福岡ではあごだし(とびうおの子供)の博多雑煮が一般的。甘木市の一部ではお餅のは入った茶碗蒸し風などがあります。佐賀のほうでは、小豆を煮たものにするめやこぶを入れたりします。
注連縄飾り(しめなわかざり)・・・・・注連縄の{しめ」は神様の占有する場所を示しています。神様が占有されるだけでなく、日ごろお世話になっているものに対する報恩の意味が込められています。
鏡餅・・・・・代償の丸い餅をかな寝て、歳神様にお供えします。譲りは、裏白、昆布な度で飾られ、それぞれにも意味があります。ゆずり葉・・・・後の世代まで福を譲るという意味。 裏白・・・・・常の繁栄を願う意味。葉の白い方を上に飾るのは裏表がなく後ろ暗さがないという意味もあるようです。昆布・・・よろこぶに通じ、子孫繁栄の意味が込められています。
2月【如月】節分・・・・・季節のお花といえば、椿。古くから古事記や万葉集に取り入れられていたようですが、文様に入れられるようになったのは南北朝時代のことだそうです。鎌倉彫、」蒔絵小箱などにその後がみられます。近世紀には、陶磁器や金工芸品、能装束などにも現れるようになるようです。「厚葉木}(あつばぎ)「艶葉木」(つやばき)「いつばき」などの名が語源とされているようです。広く光沢のある葉は生でも良く生えて、煙と灰に悪霊や鬼人を追い払う力があると信じられていたようです。また、宮中にかしづく采女(うねめ)には絵衣に椿と松を描いて着るのがならわしだっだようです。天皇が即位された時の五節舞(ごせちのまい)の衣装にも椿文ががついていたようです。 しかし、民間では、椿が花が首から落ちて縁起が悪いと嫌われる事も多かったようです。反対に、武士道では潔く散る花として、愛されたようです。茶道でも一期一会にかなう花として重宝されています。
3月 【弥生】ひな祭り(新暦)・・・・・本来(旧暦)は、今年でしたら4月8日が桃の節句に当たるそうです。 旧暦だと桃の花も開き、桜も咲くころになります。ひな祭り(桃の節句)も、元来は中国のお祝いでしたが、 日本に入ってきて、平安朝の宮廷では、身のけがれを人形(ひとがた)に 移して、水に流す儀式になりました。 それは次第に、人形を飾る女の子のお祝いになって行きます。 今日のような、段飾りになったのは、江戸時代中期ころからとか。 親類などから女の子へのプレセントとしていただくのが、しきたりだったそうです。そして、江戸の各地にも、雛の市が立ちましたが、 なんといっても、日本橋の十軒店(じっけんだな)に立つ雛の市は、 もっとも大規模で、その賑わいは、すごいものだったようです。江戸時代には立派な花嫁道具のひとつでした。ちなみに黄色の実をつけた木は橘って言うそうです。
4月 (卯月)お花見
桜前線は、春を待ちわびる私たちにとっては、待ち遠しい限りですね。しかし、このころの季節は変わりやすく「花風」「花曇」(はなぐもり)「花冷」(はなびえ)と、桜の表情もさまざまです。
「さ」とはいち早く、端(はな)などの先の意味を持っており、「くら」は神が依る座(くら)といわれています。そういういわれから「さ」は穀霊を表すようになり、春に先駆けて最初に神が降りるのが、桜の樹だといわれています。山里にさく桜の花に山の神(田の神)が光臨し、いよいよ農事が始まる合図として、神を迎えて花見と花遊びの宴を開いていたようです。人々は里山にのぼり、桜の精気を体内いっぱいに取り込んで、年の元気とさい先を祝い、満開の桜に豊穣を願いました。そんな思いを託して、古代から桜に花の図柄を描いてきたようです。
古く、桜文様は、「さくらばな」や「さくらのちり花」と称され、錦織や染め絵、蒔絵などに表現されました。淡い紅白色の「さくらいろ」「花桜」「桜重」(さくらがさね)「白桜」「紅桜」(くれないさくら)など華麗な、重ねの彩色に展開されてきました。平安時代、内裏の庭に左近の桜が採用され、また、街路に桜と柳を植えて「柳桜」(りゅんおう)と呼んで春爛漫の季節を喜びました。近世期、そんな華やかな桜に儒教精神を織り込んで散る花のあでやかさを愛で、武士の潔よさにたとえもしました。
5月 (皐月)端午の節句
。 6月 (水無月)
7月 (文月) 七夕
8月 (葉月) 花火大会
9月 (長月)・・・・・重陽の節供 9日  菊の花が、洋風の文化の影響を受け、葬儀の花として使用されることが、多くなったため、和服に菊模様を見ることが少なくなってきました。しかし、本来は、古来から、東洋では、菊は由緒あるおめでたい花とされてきました。天皇家の紋所、中華人民共和国では牡丹とともに国家とされてるほどの、高貴なお花です。前夜に夜露を含ませた被せ(きせとよみます)綿で、体を拭って菊花を散らした菊酒を飲んで健康と長寿を願います。もともとから、菊は「久々」称して、花の咲いている期間が長いため、不老長寿の薬草として用いられて、吉凶花とされていました。無農薬で育てられた、菊はお花を食べる事もできますね。
10月(神無月)・・・・・お月見
           11月 (霜月)
12月 (師走) 年越し
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